この記事は
現在、小学低学年の娘と幼稚園児の息子を持つニッキーが、
二人の子供に実際教えてみて感じた
ベビーサインのメリットをエピソードも交えてお伝えします。
- ベビーサインってなに?
- ベビーサインに取り組むと何か効果があるの?
- ベビーサインを始めるか、教室に行こうか迷っている
と思っている方。
うちの娘は取り組んでから最初のサインがでるまでに半年かかりましたが、
私はベビーサインをしてとっても良かったと思っています。
ベビーサインとは
ベビーサイン(英語: baby signs)とは、まだ言葉を話せない乳幼児との、手話や身振り・手振りのジェスチャーを使ってコミュニケーションを行う手法、または、そこで用いられるさまざまなジェスチャーを指す。
Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%B3
赤ちゃんが喋りだすためには、単語を覚えたり理解できることも必要ですが、
発音するために口の周りの筋肉などの発達がすすんでいないといけないそうです。
赤ちゃんの最初の言葉で「まま」「まんま」などが多いのは、発音が簡単だという理由も大きいでしょう。
そして、喋れない赤ちゃんは発音できないだけで、意思があります。
発語前の赤ちゃんとのコミュニケーションに使えるのがベビーサイン(手話)です。
私がベビーサインに取り組んだ記録、実際に赤ちゃんがベビーサインをしている様子が見たい方は
公式 ベビーサインをするメリット 7つ
アメリカのBaby signs Incのサイトによるとベビーサインをするメリット7つが書かれています。
- 涙、かんしゃく、フラストレーションを軽減します
- 赤ちゃんが自分の世界を共有できるようにします
- 赤ちゃんへの敬意を高める
- 親子の絆を強める
- 自尊心と自信を高める
- 話すことを学ぶのをより簡単にします
- 知的発達を刺激します
- Reduces tears, tantrums, & frustration
- Allows babies to share their worlds
- Increases respect for babies
- Strengthens the parent-infant bond
- Boosts self-esteem and self-confidence
- Makes learning to talk easier
- Stimulates intellectual development
上記のほかにベビーサインには子供の発達に長期的に好影響があるとサイトでは書かれています。
児童心理学者のリンダ・アクレドロとスーザン・グッドウィンの研究によると、
ベビーサインに取り組んだ子供はベビーサインに取り組まなかった子に比べて、
8歳時のIQが高いという結果になったそうです。
https://www.babysignstoo.com/information/benefits
【IQは高くなったか。ニッキーの感想】
実際に取り組んでみて、IQが高くなったか…わかりません。
(ベビーサインの飲み込みが早かった息子のほうがお勉強は得意になりそうな感じはしています)
私の場合は、コミュニケーションがとれた、親子の絆が深まったというメリットのほうが大きかったです。
私が感じたベビーサインのメリット
ここからは、私が二人の子供に実際にベビーサインをしてみて感じたメリットです。
上記の公式のメリットと重複していますが、もう少し具体的にお伝えします。
1.赤ちゃんの言いたいことがわかる
1-1. 赤ちゃんの世界が垣間見れる
毎日赤ちゃんのお世話をしていれば、生活リズム・赤ちゃんのちょっとした仕草・喃語から、
赤ちゃんの状態がわかるようになってくるものですよね。
ベビーサインは赤ちゃんの言いたいことがもっとわかるようになるんです。
赤ちゃんの見えてる世界、赤ちゃんの感情(お腹がすいた、眠いなど)
そんな赤ちゃんの気持ちをママ・パパと共有してくれるようになります。
ベビーカーで散歩中に犬を見かけると、「あー!あー!」と言いながら犬のサインをして教えてくれました。
まだ歩いたりできない時期に抱っこをして歩いていると、お空に鳥が飛んでいると教えてくれました。
公園・動物園に行って赤ちゃんの反応を見るのは楽しいものですが、ベビーサインをしてくれると
こんなところに注目してるんだ、こんなことを見ているんだ、という新しい発見があります。
1-2. ベビーサインのおかげで助かった
ベビーサインは可愛いだけでなく、「教えていて助かった~」という場面もありました。
- のどが渇いた時にサインしてくれる
- 眠たい時(うちの場合Tired=”疲れた”というサインでした)にぐずらずにサインで教えてくれる(毎回ではありませんが)
- ベビーカーに乗っていて靴を落とした時、必死に私に靴のサインをして教えてくれた
これは私の体験談ではありませんが
- 中耳炎の際に、痛いというサインをしてくれたために症状に気が付けた
という話をベビーサインのサークルで聞いたことがあります。
私自身も子どものベビーサインがいくつかでるようになってから、暑い・寒い・痛い というサインは教えていて、
サインを返してくれることは少なかったものの、この3つのサインを認識していることはわかっていたので、
教えてくれるだろうという安心感は少なからずありました。(お世話をする大人が気を付けることは大前提として)
2.私の言いたいことが赤ちゃんに伝わる
今あなたは、外国語を習得しようとしています。どちらがわかりやすいですか?
① その言葉をベラベラしゃべられる
② しゃべるのと同時に喋っている言葉を文字で見せてもらえる
断然、②ですよね。
赤ちゃんも言葉だけより、ジェスチャーがあったほうが言葉が認識しやすいといのは、想像しやすいと思います。
加えて、子どもはいろんなことに興味があり、気が散りがちです。
赤ちゃんが大人の言うことを目で見て、耳で聞くことで集中力が上がり、伝わりやすくなります。
また、これは私の個人的感想で、子供によっても個人差があると思うのですが、
コミュニケーションをとるときにサインを使うので
赤ちゃんも必然的に親のことをよく見るようになるので見る力が鍛えられる気がしました。
他の子と比べて、違いに気が付くことや、興味のあるものにじっと見る様子があった気がします。
3.その時しか作れない大切な思い出になる
赤ちゃんがベビーサインをする期間は短いです。うちの場合は最初のサインが1歳2,3か月くらいでしたが、よく使ったのは1歳半から2歳、その後は2歳半では全然使わなくなったと記憶しています。
言葉がでてくるようになると、親も言葉を教えようと思いますし、
ベビーサインがなくてもコミュニケーションが問題なくとれるようになってきます。
一年くらいのコミュニケーションの補助のために、毎日教えるのは面倒だな、と思う人はいるかもしれません。
ただ、今でも私は子供がサインをしている動画をみると、子どもの言っていることが分かったというあの時のうれしい、すごい、という気持ちが蘇ってきて幸せな気持ちになります。
短い間だったけれど、小さい我が子が伝えようと必死に伝えようとする仕草はこれ以上になく可愛く、私のかけがえのない思い出になっています。
ベビーサインのメリットまとめ
ベビーサインにはたくさんのメリットがあります。
実際にベビーサインをしたニッキーが特に感じたメリットは3つ。
- 赤ちゃんの言いたいことがわかる
- 赤ちゃんに言いたいことが伝わる
- その時しか作れない大切な思い出になる
公式にはIQが高くなるとかならないとか、そういうメリットも書いてありますが。
ニッキーは 赤ちゃんとコミュニケーションがとれることがシンプルに幸せ! と思います。
お母さんはお世話がちょっぴりラクになるし、もっと楽しくなります。
赤ちゃんが早くしゃべれるようにならないかな、と思っているお父さんにもおすすめです。
ベビーサイン入門はこの本がお勧めです。
本格的に取り組みたい場合は、
ベビーサインの教室を探すのもおすすめです。
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